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■ 近藤恵二さん(生活産業事業本部・水産事業部 水産課)

―自動車メーカーのグループ会社で「水産」を扱うというのは珍しいですよね?
   どういった経緯で始められたのでしょうか。

入社当時、ホンダトレーディングではすでに豆腐用大豆の取り扱いがありましたが、輸入代行以外の水産事業はありませんでした。私は入社する前の7年間、他の商社で水産を扱っていたこともありまして、またぜひやってみたいと思い、新規事業を立ち上げるための稟議書を提出しました。それが認められて、水産の取り扱いが始まったわけです。
きちんとした説明をして、自分なりにビジネスモデルを組み立てて提案すれば認めてくれる会社なので、そういう面ではチャンスが与えられていると思います。
もっとも、当初は「物資部・物資課」という部署のなかで、ひとりだけ水産担当というかたちでした。

―近藤さんが水産事業を立ち上げられたわけですね。

そうです。ただ、立ち上げ当初は海外からコンテナで製品を買い付け、コンテナごと市場や仲卸に販売するという、他の商社が従来行ってきたような方法でした。しかし、それでは利益も少ないですし、なによりもホンダトレーディングが水産事業を行う意味があまり見えてこない。そこで、輸入したあと直接スーパーマーケットや外食産業などに売るようにしました。水産を扱っている他の商社でも、そこまでやっているところは少ないと思います。
それから、鮮度を保持するための特許をもっているジャパンテクノ社と提携して、天然アルカリ処理によって水産物の変色を防ぐ技術を導入している点も特徴です。ここ数年、食品に限らず「安全・安心」への関心が高まっていますから、この技術が持つ価値は非常に高いと思います。

―独自性の高い事業ですね。

その点でいうと、たとえば総合商社の水産部などでは、自分が担当する水産物の種類が限られてくると思うのです。しかし、私たちは商材や地域で分けずに担当していますので、さまざまな水産物をひとりで扱うことができます。ですから、たとえば大手のスーパーマーケットに販売する際、まぐろ・えび・かれい……と複数の商材を取引する際にもスムーズな対応が可能ですし、いろんな仕事を手がけることができます。
また、消費者のニーズと非常に近いところで事業を行っていますので、どんな製品が求められているのか、価格帯や品質レベルを踏まえたうえで買い付けを行うことができる点も、私たちの強みだと思います。反対側を見れば生産者や加工業者とももちろんお付き合いがあるわけですから、双方のメリットをつなげる役割を果たすこともできます。

―「現場を知る商社」なんですね。
   とくにやりがいを感じられるのはどんなことですか。

もともと水産業界ではほとんど名前の知られていない商社でしたから、まず自社の説明から始めなければならないのは少し大変です。でも、そのあとで新規のお客様に商品を採用していただいたときは、とてもうれしいですよね。
なかでも生産者と一緒に開発し、パッケージの方法やデザインまで考えた商品を、レギュラーアイテムとして棚に並べていただけると最高ですね。

―どんな方に入社してもらいたいですか。

第一は「元気な人」ですね。鮮度が大事ですから。(笑)
声が大きくて、若さが前面に出ている人には魅力を感じます。とくにホンダトレーディングは新しい試みができる会社ですから、失敗を恐れずにいろいろなことに挑戦して欲しいと思います。風通しが良いというか、話のしやすい環境なので、自分の能力を発見し、伸ばすには、良いフィールドだと思います。そういう環境を活かして欲しいと思います。
まだまだこれからの分野ですから、起爆剤になってくれるような人材に会いたいですね。

―ありがとうございました。

■ 伊藤博之さん(部品設備事業本部・部品事業部 栃木営業所)

―まず、お仕事の内容についてお聞かせください。

エンジンの一部やミラーといった小さな部品からプレス部品まで、海外の工場で作成される、さまざまな部品の輸入を取り扱っています。
ただ、その業務内容は単純に部品を買い付けて輸入するということだけにとどまりません。購買(製品の価格を決めて買い入れる)以外に、研究開発部署や組立工場との間を取り持ち、品質のチェックをしたうえで部品を供給するというような、コーディネートをすることも重要な役割になっています。

―それは「ホンダグループのなかで」ということですか?

もちろん本田技研工業やその関連企業が主な取引先となっていますが、最近は他のメーカーとの取引も増えてきています。
ホンダトレーディングは、ホンダグループであると同時に独立した商社でもありますから、取引相手はホンダだけに限りません。これまでに培われてきた輸入コストの削減や効率的な物流についてのノウハウ、自動車部品に対する知識を活かして、輸入に関するサポートを必要としている他のお客様に対しても、サービスを提供しています。

―メーカーの枠にとらわれないということですね。

ホンダグループを支えることはもちろん重要な役割のひとつですが、一方で幅広いお客様のニーズに応え、商社としてさまざまな機能を持つことが期待されています。
さらにいえば、私たちのいちばんの強みである『ジョイント機能』、つまり「モノとモノ」「人と人」をしっかりとつなげる機能を活かしながら、仕事の範囲を拡大していくことができるという点は、商社ならではの面白さだと思います。

―商社のなかでも、特に「ホンダトレーディングの魅力」というと?

その成長の源である発展性ですね。現場の社員と管理者の距離が近いので現場の声が伝わりやすく、しっかりとしたビジネスモデルを提案できれば、新規事業の立ち上げにも積極的です。個人的にも、今後数十年間を過ごしていくなかで、やりたいことがいろいろ出てくると思いますから、そうした仕事を通して自己実現できる場としても魅力を感じています。

―ご自身の仕事の魅力、やりがいについて聞かせてください。

自動車づくりには、たとえひとつの部品であっても、たくさんの人たちが関わっています。そういう仕事を通して思うのは、モノはもちろんのこと、やはり人(人間性)が私たちの売りものなんだ、ということです。たとえば「仕事を越えた部分」というか、役割以上のことをさせていただいたり、あるいはお客様に期待された以上の働きができたりしたときに、「ホンダトレーディングがいてくれてよかった」「伊藤さんがいたからできた」と認めていただけると、やりがいも感じますし、嬉しく思います。
そういう仕事ができるのも、やはりホンダトレーディングという会社にいるからこそだと思いますし、環境に恵まれていると感じています。

―その会社で働く同僚として、どんな方に入社して欲しいですか。

せっかくチャンスがある会社なので、やはり仕事を創りだし、チャンスを活かそうとするようなガッツのある人が良いと思います。
それから、この部署に関していえば、部品をつくり輸入する仕組みづくりから最終的に自動車が完成するまで、長いスパンで考える必要があります。ですから、最終的な目標に向けて、いま何をするべきかを考えながら仕事ができるような人が向いていると思います。
また、私たちは海外のお客様と取引をしていますから、その際は言葉の翻訳だけでなく、こころの翻訳をすることも大切な仕事です。そのためには、各国の環境や文化、考え方と直接触れ合う必要がありますから、自ら手を挙げて世界を知ろうとする積極性も期待したいですね。

―ありがとうございました。

■ 森晋作さん(部品設備事業本部・機械事業部 機械課)

―部署の仕事について教えてください。

「部品設備事業本部」には、工場の設備を扱う機械課と、金型を扱う金型課があります。
金型課はまさに金型を扱うわけですが、機械課ではその金型をつくるためのプレスマシーンなど、メーカーが製品をつくるために必要な機械と、補修部品全般を扱っています。
他にも工場で使用する設備すべてを扱うので、極端にいえば何十億円の設備から百円のペンといったものまで、業務内容がかなり幅広いことが特徴だと思います。

―メーカーの設備を整備するわけですね。
   グループ内の会社ということで、無理をいわれたりはしませんか。

確かに、メーカーと非常に近いところにいるからこそ大変なこともありますが、それ以上に魅力を感じているのは、「一緒に」仕事ができるということです。
たとえば、新しい工場を立ち上げるとして、そこにどんな設備を導入するかを検討する必要があります。その際に、メーカーと一緒に世界中のさまざまな設備・機械のなかから最適なものを探し、調達することが、私たちの仕事になるわけです。発注された製品を調達するだけでなく、その一歩手前から携わることができるというのは、同じグループ内の会社だからこその面白さだと思います。

―では、いちばんうれしい瞬間というと……

やはり、自分たちが機械を選んで納品した工場が、動き始めたときでしょうか。その機械が次から次へと製品をつくり出しているところを見ると、それまでの苦労が報われるというか……。
この仕事は、ひとつの仕事に携わる時間が非常に長くて、機械の仕様を検討し始めてから、生産・出荷・据付をし、稼動するまで、一年はかかります。工場で製品をつくり始める日は決まっているわけですから、それまでには何があっても稼動できる状態にしなければなりません。順調に進む仕事も、さまざまな問題を解決しながら進む仕事もありますが、いずれにしてもそれをやり遂げた瞬間は充実感を感じますね。

―今後、どんな仕事をしたいと思いますか。

「ホンダの生産現場と近い」というメリットを活かして、いろいろな問題やニーズが出てきたときに対応するだけでなく、逆にニーズを発見して、それを事業として成り立たせるような仕事をしたいと思います。
これまでの例を挙げれば、中国に金型工場を立ち上げて、メーカーのコスト削減に貢献することができました。同様に、私たちが関わることで生産現場の状態がよくなり、またホンダトレーディングにとってもメリットがあるような仕事をしていきたいですね。

―その仕事を一緒にやる仲間として、どんな方を期待しますか。

先ほどの話に関連させていえば、私たちは売り手と買い手、双方のメリットをつなぐ仕事ですから、やること・できることは無限大にあります。ですから、与えられた仕事をこなすだけでなく、自分から「何ができるか」を探していけるような人に、ぜひ来ていただきたいと思います。
またどんな仕事でも、続けるうちに面白さというものが出てきますから、大変なことがあっても、それに前向きに取り組める人、仕事を楽しめる人が良いですね。
私たちの仕事は取り扱う商材が幅広いぶん、いろいろな人に会うことができます。それぞれの業界・業種によって、ものの見方や考え方が違いますし、さまざまな分野の話を聞けるという魅力があります。そのなかで、自分を成長させようとする人には向いているのではないかと思います。
会社の雰囲気としても、いろいろなことに挑戦したいと思っている人が多いですし、そういう考えを持っている人には居心地が良いのではないでしょうか。

―ありがとうございました。
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